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摂食障害という病気の本質

摂食障害という病気の本質

ここまで、色々見てきましたが、それでは摂食障害の本質とは何なのでしょうか?

摂食障害というわかり難い病気を治していくには、摂食障害という病気の本質を しっかりと押えていくことが大切です。

摂食障害は、基本的には、”コアセルフ=本来の自分”を見失ってしまった病気です。

ここでは、本来の自分のことをコアセルフと呼んでいきます。

それに対して、副次的な自分のことを、ここでは仮面=サブセルフと呼びたいと思います。
ここで言う仮面は、少し一般的な仮面というニュアンスとは少し違うものです。

一般的には、先生の仮面、聖人の仮面、堅いビジネスマンの仮面といったような、社会の役割を演ずる時にかぶる仮面を指すことが多いのですが、多少ニュアンスが違いますのでご注意ください。そこは少しずつ説明していきます。

摂食障害を克服していくには、この仮面と本当の自分をしっかりと理解していくことが重要な鍵を握っています。

仮面は表の顔であり、自分が理想としてつくりあげている姿でもあります。

病気に支配されていると、人とのコミュニケーションは、この仮面通じて行われます。

でも、仮面の下には違う自分を抱えています。

仮面の下には、本当の自分が隠れているのか?

というと、

確かに隠れてはいるはいるのですが、仮面のすぐ下に隠れているのではなく、仮面のすぐ下には本当の自分を覆い隠す、感情や制限的な信念を抱えた自分である、よくインナーチャイルドと呼ばれている人格が存在します。

つまり、仮面があって、その下に傷ついた人格=インナーチャイルドが存在するわけです。
インナーチャイルドを簡単に言うと、子どもの頃に何らかの心の傷を抱えて成長することを止めてしまった内なる子どもです。奥深くに潜んでいますが、常に影響を与えている存在です。インナーチャイルドは大切な存在ですので後の章でまた詳しく触れていきます。

そして、本当の自分は、このインナーチィルドの更に奥に隠れていると考えます。

仮面は、インナーチャイルドの傷を隠すためにかぶります。

摂食障害は、仮面とインナーチャイルドと本当の自分の関係をうまく調和していくことによって克服されていくものであると考えています。

それが、対人関係のコミュニケーションに如術に現れてくるので、対人関係療法(後述)では、コミュニケーションと気持ちを扱うことによって大変効果的に働いていきます。

これだけでは、抽象的でわかり難いかと思いますので、後ほど具体的にそのあたりは紹介していきたいと思います。

ちなみに、よく仮面は、

”いい人仮面”

が取り上げられますが、それだけではありません。

その他に、強がり仮面とクール仮面を合わせて、大きくは3タイプで考えています。

そうして、仮面の下に隠れるインナーチャイルドのタイプによっても、 その仮面の態度は変わっていくわけです。

仮面の3タイプは、
◆いい人仮面
◆強がり仮面
◆クール仮面
です。

そして、その下に隠れるインナーチャイルドのタイプによって、この3つタイプが 様々な人格を表現していくことになります。

それでは、まず、この3つの仮面について簡単にご紹介しておきたいと思います。

最初に、いい人仮面=愛されたい服従の仮面 です。

これは、他人からの愛や承認を確かなものにして支配し、
手なずけることを期待するもので、人格は服従的で、
融和的で、自己否定的になります。
人格は実際よりも弱く、頼りなく、従属的になります。

次に、強がり仮面=強がり戦士の仮面ですが、これは、

常に完全に自立し、積極的で、有能で、支配的な人間として、
映ることで人生や他人を掌握しようとします。
人生を支配のための戦いにしてしまう強がり戦士の仮面は、
幼少期に経験した弱さから逃れようとします。
力の原動力が理想化され、愛や触れあいは拒絶されます。

最後に、クール仮面=穏やかな逃避の仮面ですが、これは、

常に完璧なまでに平静で、超然としているように映ることで、
人間として生きる上での困難や弱さを回避しようとします。
しかし実際のところは、撤退、無関心、人生の回避、曖昧さ、
シニカルな超然さなどで歪んだ穏やかさを求めているにすぎません。

私たちは、これらの仮面をうまく使い分けて、上手に困難な状況を乗り越えようとします。

ただ、そこには、偽りの自分であるが故の歪みが生じてきてしまうということです。

それでは摂食障害は具体的にどのように克服していけばいいのでしょうか?

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