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摂食障害と性格の関係

摂食障害と性格の関係

大きな性格の影響

摂食障害と性格というものは、大きな関係があるものです。性格は、生まれながらに持っていて生涯変わらない気質と言われているものと、生後に様々な経験によって育まれていく性格に分けられます。生まれながらの性格はそれを生かす方向へ持っていくことが大切でそれを変えようとすると苦しみを生みだしてしまうものです。

さて、ここであらためて確認しておきたい重要な視点が、ダイエットしても、摂食障害になる人とならない人がいるのはなぜなのかということです。

それは、ダイエットしている時の心の状態の違いなのです。 ダイエットのきっかけとなったその考え方やその時の心の状態です。
心がアンバランスな状態で行われたダイエットは、摂食障害に結びつきやすいということです。

そして、もうひとつは元々抱えている生まれながらの性格、気質というものが大きく影響しています。次にそこを少し見ていきたいと思います。

摂食障害になりやすい基本的な性格気質の違い

まず、基本的な性格に関わる気質ですが、

圧倒的に多いのが、”循環気質”と言われているものです。

”人に愛されたい”
”皆に注目されたい”

という気持ちが人一倍強い人たちです。

よくしゃべって、社交的で人の気を引こうとします。でも、本音やネガティブなことは絶対に言いません。

いつも笑顔で、落ち込んでいても、そのそぶりも見せません。

摂食障害になりやすいストレスに関わる気質

摂食障害になりやすい人のストレスに関わる特徴は、

  • 不安がとても強い不安気質の人
  • 新しいものや冒険を好む新奇気質の人
  • 特に拒食にないやすい完全を求める執着気質の人

まず、不安気質というのが大きく関わっていますので次の項目について
どのくらいあてはまるか考えてみてください。

  • 心配症なほうである
  • 神経質なほうである
  • 思い込みしやすいほうである
  • 一度不安になると、色々悩んでしまうところがある
  • 疑いが生じると、妄想的になるところがある

いかがでしょうか?

そのような場合、まず大事なのは、自分は普通の人よりも不安が強いのだということを意識するということです。

一方、拒食の人の場合には、

”太ってはいけない”

というとても頑固な気持ちがあります。

それは、気質で言うと執着気質と言われるもので、

一言でいえば、

”完璧主義”

です。

なかなか妥協ができない。
完璧にやらないと納得できないタイプです。
特にその傾向がつよいのは、過食を伴わない拒食症の人です。

過食を伴う拒食、つまり過食嘔吐の人の場合でも、最初は、拒食症から始まって、やがて過食嘔吐に移行していくケースも多いのですが、そのような拒食から始まった人にも完璧
を求める傾向があります。

そして、もうひとつ特徴的なのが、
自己評価が低いところです。自己否定感が強いと言ってもいいかと思います。
自分に厳しい完璧主義者であって、さらに、自己評価が低いので、ダイエットを徹底的にやってしまうのです。

こんな私だから・・・
私はダメだから・・・
他の人よりも徹底的頑張らないと、
認めてもらえない・・・
存在価値がない・・・
愛されない・・・・・・

自尊心がとても低いのです。

摂食障害を克服していくには、この自尊心を向上させていくことがとても大切になります。

摂食障害と心理的な傾向

摂食障害の人が抱え込みやすい心理的な傾向ですが、まずは、

 自己否定感がつよくて、自己価値が低いというのは全ての人にあてはまります。

これがあると、不安と抑うつが激しくて、心はとても不安定になります。

次に特徴的なのが、

”対人依存度が高い”

といった特徴です。

常に人目が気になって、周りに合わせようとします。

人との比較もよくします。

そして、周りへの期待も高い傾向にあります。依存的になっていくわけです。

もうひとつ、強い傾向が、

”自己抑制が強い”

自分を出さないように常に抑えています。

いい子度が高いとも言われています。

本音を言わない、ネガティブなことを言わない、相手の気持ちに合わせる、

自己主張しない、自分の気持ちを決して表現しない、自分より周りを優先してしまう・・・・

これらの傾向がコミュニケーションにも特徴的に出てしまうわけです。

そうなると、かなり無理があるわけです。

理想像の仮面をかぶって本当の自分を隠していきます。いつも理想像を演じています。

そこには背伸びがあるので、いつか限界に達してしまいます。

その、理想と現実のギャップに苦しみ、その苦しみを摂食障害で解消していくことに

なってしまいます。

摂食障害でバランスをとっていくわけです。

ダイエットをして摂食障害になる人、ならない人の違いはこんなところにあります。

だから、摂食障害を治していくには、ここにメスを入れていけばいいことになります。

それでは摂食障害は具体的にどのように克服していけばいいのでしょうか?

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