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親が厳しくて・・・・

親が厳しくて・・・・

親が厳しくて・・・・

2015年8月28日

女子高生に限りませんが、カウンセリングでよく出てくる言葉として、

”親が厳しくて・・・・”

と訴える人がとても多いですね。

これは、以前触れたアダルトチルドレンとも関わりのあるところです。



アメリカの場合は、アルコール依存などの機能不全家族が多いのですが、

日本の場合は、厳しい家庭にアダルトチルドレンの人が多かったりします。

そして、その象徴的な現象として、摂食障害が発症する家庭で、

”親が教師”

という場合が多いというところも頷けるところです。

これは、実際のカウンセリング現場で取った実績データによるものです。

ただ、親が教師であるということだけではなく、

厳格な家庭のお子さんに多く発症しているということが言えるかと思います。

親が厳し過ぎると、

子どもは委縮して自己表現ができなくなったり、

感情をあらわに出さずに抑圧してしまったり、

常に人の顔色を伺うようになったり、

常に周りに気に入られるように振る舞ったり、

自分の意思ではなく、親の意思に常に従う、

とても聞き分けのいい、よい子になっていきます。

これが、昨日触れた、女子高生の例のようになってしまったり、

イジメの対象になりやすくなったりしてしまうものです。

このように特になりやすいのは、ずっと触れてきている、いい人仮面をかぶって

いる場合です。

でも、少し違うケースもありますので注意が必要です。

それは、仮面で言うと、

”強い人仮面”

をかぶっている場合です。

強い人仮面の場合、一見、我儘な部分を出したり、

親に反抗したり、怒りを露わにしたりして、何も我慢してないように

見える場合が多いものです。

でも、仮面をかぶっているのです。

表面上は強そうに見えるのですが、

その強さは、自分の弱さや心の傷を隠すためのものであったりします。

また、我儘に見える部分などあっても、それは奥底に抱える悲しみや怒りの

表出であって、基本的には自分を抑圧している場合がほとんどです。

そのように、本当の自分を抑圧して仮面をかぶっていれば、

持って行き場のない感情を抱えてしまい、それが過食へのエネルギーに

なってしまいます。

ですから、

早目に、仮面をかぶって無理していることに気づいて、

その無理を手放していくということが必要になってきます。

そのためには、やはり子どもの気持ちを尊重してちゃんと話を聞いて

上げることが大切です。

また、過食や拒食やうつなどの兆候がある場合には、

早めにカウンセリングなどでの対応をしていくことが重要になってきます。

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