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摂食障害発症のメカニズム

摂食障害発症のメカニズム

摂食障害発症のメカニズム

2015年1月30日

少し前になりますが、過食嘔吐を克服していく上で、最終的にできあがってし
まった信念、

”痩せていなければ価値がない”

ができあがってきたプロセスをしっかりと押さえていくことがとても大切とい
うことでした。



ここで、

“痩せていなければ価値がない”

という信念ができあがりその仮面に支配されて、摂食障害が発症していくメカ
ニズムを見ていきたいと思います。

仮面の続きになりますが、仮面には、

・いい人仮面

・強い人仮面

・クールな人仮面

の3タイプがあるということでした。

仮面は、よく言われている、”いい人仮面”だけではないのです。
ここがひとつのポイントです。

その仮面は、
幼少の頃に何らかの心の傷を母親との関係性の中で負ってしまい、それ以外の
場合もありますが、
そのような心の傷を隠すために仮面をかぶっていくということでした。

本当の自分が傷ついてしまったので、どんどん本当の自分を隠していきます。
子どもにとって、お母さんは絶対的な存在で、ちょっとしたことで、傷ついて
しまうのです。

特に対人関係のコミュニケーションに影響を与える心の傷としては、

   ・泣いて訴えたのにわかってもらえなかった、
   ・何かしようと思っていたら先回りされてしまった、といった過干渉
   ・話かけたり、相談したりしたのに聴いてくれなかった、
   ・自分の意見を言ったら否定された・・・・・・

などなど、ちょっとしたことで傷つき、自分を制限するようになってしまいま
す。
そうして、この傷によって、信念=コアビリーフを抱えてしまいます。
心の傷とコアビリーフを抱えたインナーチャイルドができあがってしまうわけ
です。

コアビリーフとは、人生を制限してしまうような信念です。

特に、対人関係のコミュニケーションに影響を与えるコアビリーフには、

   ・どうせ私はダメ人間
   ・嫌われたらどうしよう
   ・批難されたらどうしよう
   ・見捨てられたらどうしよう
   ・どうせわかってもらえない
   ・黙っているのが平和
   ・皆に合わせていればいい
   ・ノーは絶対に言えない

といったようなものがあります。

本当の自分が傷つき、仮面をかぶるようになって、

仮面がこのような信念を抱え、その仮面で対人関係のコミュニケーションをし
ていくと、

様々な対人関係上のうまくいかないコミュニケーションをしてしまいます。

典型的なパターンが次のようなものです。

  ・あいまいで間接的な非言語コミュニケーション
  ・不必要に間接的な言語的コミュニケーション
  ・自分の言いたいことは伝わったという思い込み
  ・自分が理解したという思い込み
  ・沈黙

このようなコミュニケーションをやってしまうと対人関係はうまくいかなくて
当然です。
そこに対人関係のストレスが生まれてしまい、持って行き場のない感情を抱え
てしまい、
それが摂食障害のエネルギーになっていってしまいます。

いい人仮面・強い人仮面・クールな人仮面をかぶって、
仮面による表面的な対人関係や仮面の人生を歩んでいくと、表面的には傍目か
らとてもうまくいっているように見えるのですが、本人の内面では大変なこと
が起きているわけです。

モヤモヤ・イライラ・不安・悲しみ

など、心の中は、ストレスではちきれんがばかりなのです。

そのストレスが過食を招いたり、
ストレスがいっぱいで心の不安定な状態でダイエットを行うことになると、こ
れが摂食障害に繋がる可能性が断然と高くなってしまうのです。

ここで、ダイエットに成功すると、痩せていることの価値が高まり、

“痩せていなければ価値がない”

という強烈な信念ができあがってしまうのです。

さて、ここでポイントになるのが、最終的にできあがった仮面は勿論なのです
が、そのプロセスで様々な仮面ができあがっているということです。
むしろ、このプロセスでできあがった仮面のほうが大切なのです。
“痩せていなければ価値がない”という仮面は最終的な結果として仮面であり、
むしろそのプロセスでできあがってきた仮面が重視すべきものなのです。

そして、それらの仮面に本来の自分が小さくなってしまって、飲み込まれてし
まった状態が摂食障害なのです。

本来の自分=コアセルフを見失ってしまうと、心はとても不安定になってしま
います。

様々な仮面ができあがって、仮面と仮面の間をいったりきたりで不安定になっ
てしまうのです。

イライラしたり不安になったりモヤモヤしたりと・・・・・

でも、いい子でいたい仮面がいるとそのような感情表現は決してしません。

ネガティブな感情は抑圧してしまうわけです。

これが溜まりに溜まって耐えきれずに爆発するのが、反抗期なのですが、この
エネルギーが反抗や非行といった方向に発散されず抑圧されていくと、うつ病
や摂食障害といった形で表出されて来てしまうわけです。

だから、この抑圧された感情を解放していくということが大切になります。

そのためにできることのひとつは、抱えている気持を素直に表現していくとい
うこと、そして、もうひとつは、過去の感情を解放していくことなのですが、
これはまた別途触れていきます。

気持ちを素直に表現していくということは感情をぶつけるということではあり
ません。
感情の奥にある本当の欲求を知り、その欲求を要求としてちゃんと具体的な形
でわかりやすく表現していくこと なのです。

そのようにして、生まれた後にできあがってしまった仮面ひとつひとつを丁寧
に見ていってあげることがとても大切なのです。

そして、仮面に飲み込まれた状態から、コアセルフ=本来の自分をしっかりと確
立させて、コアセルフ=本来の自分がまるでオーケストラの指揮者のようにな
り、仮面をコントロールできている状態を取り戻していくことが必要なのです。
これが、仮面をサブセルにしていくということです。

それが、摂食障害を克服していくということが、コアセルフ=本来の自分を取
り戻していくことであると言っているところでもあります。

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