自分の怒りをどうしていけばいいか？
ということはカウンセリングの中でよく課題になりますが、
今回は自分の怒りではなく
他の人が怒っているときについて少し考えたいと思います。
これもほんと嫌なものです。
他人の怒りにふれると嫌な気分になるものです。
この場合、大きくは2つにわかれると思います。
ひとつは、他人の怒りが他人に向けられている時。
そして、もうひとつが自分に向けられている時です。
まず、他人に向けられている時を考えてみます。
これはなるべく関わりたくないですよね。
まるで関係ない通りすがりの人であれば、
きっと近寄らずに避けることでしょう。
でも、何らか関わらざるを得ない場合ですよね。
どちらかが知人で、間に入って止めなくてはいけない時。
あなたなら、どのような態度で止めますか？
よくあるのが、
”まーまー抑えて抑えて、”
といった冷静な態度で静める。
実は、心理学的にはあまりいい止め方ではないと言われています。
これをやると、ますます怒りは収まるどころか増してしまうようです。
ではそうするかというと、
怒っている人と同調する、
怒りに共感してあげるということをやります。
その怒りは当然だよねと一緒に同じ調子でのってあげる。
そうすると、
いい感じになって、怒りも拍子抜けして
意外と早くおさまって冷静になっていくようです。
何か不思議な感じですが、
一緒になって怒ってあげるのがとてもよいようです。
さて、もうひとつが、
自分に怒りが向かっている場合です。
怒りが自分に向けられている・・・・
あなたならどうしますか？？？
普通は本能的に、
怒りは攻撃ですから、
攻撃から身を守るために、
戦うか逃げるか固まるかの選択になるかと思います。
自己防衛で攻撃し返すといパターンが結構多いかと思います。
夫婦ゲンカなどはここのパターンがとても多いようです。
相手の話はあまり聞かずに、
途中で遮ってとにかく攻撃する。
そうしないと自分が傷ついてしまうから。
とにかく自分を守るために攻撃する。
でも、どうでしょうか？
二人の仲は・・・・
最悪ですね。
かと言って、逃げる・固まるがいいかというと
どうでしょう・・・・
確かにぶつかりあわないので悪化はしないかもしれませんが、
平行線ですよね。
悪化する可能性も十分あります。
それではどうすればいいのか？
まず、相手が怒っている場合の心構えとして、
相手は何か困っている人なのだな～
と思ってください。
”何か困っていて、助けを求めている人”
だから、何を困っているのか理解するために
話を最後まで、充分聞いてあげてください。
そして、困っているのだから、何か手助けできる
ことはないのか、聞いてみるといいでしょう。
もしくは、その話を聞いて感じている、今の自分の気持ちを
私表現で伝えます。
これができると、攻撃に対して、冷静な対応ができて、
関係が悪化するどころか、
改善されていきます。
是非、お試しを。
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