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”痩せ”への拘りと”太っていた頃”の記憶

”痩せ”への拘りと”太っていた頃”の記憶

”痩せ”への拘りと”太っていた頃”の記憶

2015年4月10日

過食嘔吐の悪循環にどっぷりと嵌り込んでしまっていると、

ただただ、過食嘔吐への嫌悪感や自分への否定的な気持ちで、落ち込むばか

りで、過食嘔吐の表層的な悪循環だけしかないように思えて、一体どこに抜け

道があるのかがわからなくなってしまいます。



何度も触れているように、過食嘔吐は病気の症状なので、その病気の症状に捉わ

れて、それをどうにかコントロールしようとしても必ず失敗に終わってしまいます。

やるべきことは、その病気の症状の奥に潜む本当の原因を解決していくことなの

です。

ということで、

”痩せていなければ価値がない”

という信念も様々なプロセスの結果に現れた病気の症状なので、これと直接取り

組んでもいい結果は得られないということでした。

だから、過食嘔吐を克服していくには、そのプロセスを辿り、根本にある問題を

見極めていくことがとても大切になってくるわけです。

さて、そこで、昨日は、
痩せへの拘りがなぜメンタルバランスへの崩れで起きてくるのか????
ということでした。

そして、それは簡単に言えば、

 ”自分に自信がなくて、自分にOKが出せない、自分がNG状態”

を抱えているのだと言うことでした。

それが”痩せ”への捉われを生みだしているということです。

ここをもう少し掘り下げていくと、

自分に自信がない、自分はダメ! だという思いがあると、当然心は不安定な

状態です。

何らかの安心や確実なものが欲しいわけです。

そのような状態でダイエットをやっていって、ダイエットに成功してしまうと、

そのダイエットにより成功した低体重が唯一の安心であり、確実な自分の

自信となっていくわけです。

つまり、そこにしがみついていってしまうことになります。

そして、もうひとつ、ある重要なところが、

昨日も触れた、

多くの人が、

”太っていた”

と言うことです。

しかも、ただ、”太っていた”と言うことではなくて、

”太っていた頃の嫌な記憶”

として、奥深くに刻みこまれているのです。

太ることへの恐怖の多くが、

”太っていた頃の嫌な記憶”に引き戻される、

”もう、あんな思いはしたくない!!”

という嫌悪感や恐怖感を抱えているものです。

”太っていた頃の嫌な記憶”が”痩せ”への拘りを強化しているのです。

でも、ここで、更に大切な事があります。

それは、なぜ、

 ”自分に自信がなくて、自分にOKが出せない、自分がNG状態”

になってしまったのか????

ということです。

実はこれがいちばん奥深くに潜む最も大切なところです。

そこはまた・・・・・

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