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愛情は満たされているはずなのに・・・・

愛情は満たされているはずなのに・・・・

愛情は満たされているはずなのに・・・・

2016年10月21日

摂食障害のカウンセリングでお母さんからよく発せられる言葉。。。。

昨日、過食衝動のことで、2つの側面があって、

”身体の生理的欲求”

”感情的な欲求”

によって過食衝動が起きるので、そこはしっかりと見極めて対処していく

ことが大切ということでした。



その中でも、良く話題になるのが、

”お母さんの愛情不足”

というお話です。

”認めて欲しい”

”愛して欲しい”

という、”感情の欲求”によって、それが満たされないために、

過食によって、その感情欲求を紛らせたり、満たしたりしているということは

確かなところでもあります。

でも、

”愛情は充分注いだはず”

”親子の仲はとてもいい”

”母親のことは大好き!”

ということはよくあります。

一体何がいけないの???

そのような場合には、いくつか考えられるとこがあります。

ひとつ、まずよくあるのは、

”母親に依存し過ぎてしまっている”

場合。

母親の愛情は充分なのだけれども、そこから抜け出せなく

なってしまっている。 母子分離ができていないケース。

本来は、子どもの頃は愛情を充分に受け取ったら、成長の段階として、

そこから卒業して、自己信頼を獲得して、大人の自我をつくり上げて

親から巣立っていくべきなのが、そこが成長しきれていない場合です。

だから、母親から離れると不安でしょうがなくなってしまいます。

外の世界へとても不安を感じてしまい、その不安や外の世界で愛され

ない欲求不足を過食で紛らすことになっていってしまいます。

そして、もうひとつよくあるのが、

”愛情を受け取れていない”

ケースです。

母親の愛情は注がれていたはずなのに、素直にその愛情が受け取られて

いないような場合です。

”お母さんは忙しくて大変だから”

”お母さんに心配をかけてはいけない”

”私はダメな子だから・・・・”

といったように考え、素直に甘えたり愛情を受け取ったりできずに、

いつも、本来の自分よりも無理をしたり我慢をしたりしていたりする

様な子どもの場合です。

お母さんとは仲良くうまくできていて、お母さんは大好きなのだけれども、

無意識の内に遠慮していつも気を使っていたりします。

そのような対処のパターンは外の世界でも同じようにしたりしてしまいます。

そのように育ってくると、いつも人の顔色を伺い、

外に愛情や承認を求め続けるようになってしまします。

意識は外に向いて、他人の愛情や承認を求め続けるというのは、

際限のないものとなっていき、いつも周りに振り回されてしまい

自分らしい生き方ができなくなってしまいます。

このようなことは、過食症でも拒食症でもよくあることです。

そこについては、順を追ってス詳しく説明していますのでメールレッスン
も参考にしてください ⇒  https://www.sinbi-s.info/mail_lesson/  

さて、

ここで大切になってくるのが、

”自己成長の段階をしっかりと踏めているのか?”

というところです。

しっかり、他者からの愛情や承認を得て、自信をもって、自己信頼を獲得

しながら大人の自我を成長させていき親の手から巣立っていくというとこ

です。

問題となってくるのはここがスムースにいっていない場合です。

子どもの自己が傷ついたままで満たされずに成長できずにその

ままでいると、そのようになりがちです。

過食嘔吐や拒食症でも、まずは、その自己の構造をしっかりと捉えなおす

カウンセリングを受けながら克服していくということが大切になってくるところです。

対人関係療法などにつてはこちらのハンドブックも参考にしてください↓↓↓↓↓↓
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